心身症とは、『身体疾患の中で、その発症や経過に心理社会的因子が密接に関与し、器質的ないし機能的障害が認められる病態をいう。
ただし、神経症やうつ病など、他の精神障害に伴う身体症状は除外する』と日本心身医学会では定義されています。
しかしながら、うつ病や神経症でも身体症状が主な場合、十分な身体的検査と心の両面に配慮した治療が必要です。
次のような症状をお持ちの方を対象として治療しています。
心療内科では、初診時にこれまでの症状の経過や心理社会的背景を十分にお聴きします。
そして、血液や尿・レントゲン・心電図・CTスキャンなどの諸検査を必要に応じて行います。
治療は主に精神療法と薬物療法とに分かれます。
患者さまの症状や心理社会的要因などから総合的に判断して、最も適していると考えられる治療法を用います。
また、必要に応じ外来作業療法や訪問看護などを行い、少しずつ患者さまの抱えるストレスや悩みの軽減・病状の回復をサポートしていきます。病気の種類や程度によっては入院治療をお勧めする場合もあります。