当院は精神科療養病棟120床、認知症治療病棟60床を有する単科精神科病院であり入院患者様の中には長期入院を余儀なくされている方々も多くいらっしゃいます。そうした長期入院患者様に現れる症状、状態で問題となってくるのがインスティチューショナリズムであり、本来治療のために入院した施設で、感情の平板化・自閉・意欲低下などの陰性症状の一部が作り出されることをいかに予防していくか、ということに私達は尽力していかなければなりません。幸いなことに当院の周辺環境は自然に囲まれ、心を病んだ患者様にとっては癒しの風景として映り、治療的に大変恵まれた環境にあるかと思います。精神科の専門職として患者様と全人的にかかわることはもちろんのこと、そうした環境を用いて、患者様がインスティチューショナリズムに陥ることのないようなケアを提供していきたいと思っています。
看護という仕事は精神的にも肉体的にも過酷な職業であるといえます。一日の大半をそうした過酷な現場で緊張感を持って過ごすわけですから、私達は常にストレス環境下に身を投じているわけです。私は常々、緊張感が強く責任が重い仕事であればあるほど、ユーモアとウィットが必要だと感じています。当院の基本方針の一文にある「職員の満足」を常に意識し、仕事をするのが楽しくなるような職場づくりこそが、患者様に満足していただける医療・看護の提供につながると思います。
明るく楽しい職場で、私たちと一緒に働いてみませんか?