ノロウイルス対策研修会
先日、感染対策委員会主催のノロ対策に関する院内研修会が開催されました。
研修は「嘔吐物からの感染を防ごう!」をテーマに実技演習方式で行われました。
皆さんご存知でしょうが、ここで簡単にノロウイルスに関しておさらいしたいと思います。ノロウイルスは感染性胃腸炎・食中毒の原因ウイルスの一つです。潜伏期間は1~2日と考えられており、嘔吐・下痢などの症状を起こします。感染経路は主に経口(食品・糞口)でありますが、吐物などが乾燥した後にウイルスが空中に漂い、空気感染する可能性もあります。症状回復後でも4週間程度は便中にウイルスが排出されるため、二次感染に注意が必要です。ノロウイルスの感染を防ぐ上では、石鹸・流水による手洗いを少なくとも20秒間行うことが最も効果的であり、有症状者に接触した場合は目に見える汚れが付着していなくても石鹸・流水による手洗いを行うことが重要です。
胃腸炎アウトブレイクの60%をノロウイルスが占めるとの報告もありアウトブレイクを未然に防ぐためには嘔吐者が出現した際の迅速な対応が重要かと思います(シュミレーションが大事ですね)。
これからがインフルエンザ、ノロウイルス本番の時期です。皆さん手洗い・うがいを頻回に行い、自己防衛に努めていきましょう!
そして栄養課の3名の皆さん、研修準備から開催までお疲れ様でした。そしていつもおいしい食事をありがとうございます(笑)。
今回で今年最後の看護部ブログ更新となります。
来年もどんどんアップしていきたいと思いますのでぜひご覧ください!
皆さん良いお年を!
文 箕輪